カヤックで島旅

TIDA BLOG

『2017.4.14 組立後の試漕 船浮往復』

2017-07-08

フェザークラフトを組み立てて船浮まで試漕しました。

黒島港10:05発 石垣島離島ターミナル乗換 鳩間港経由便
上原港12:50着 安永の送迎バスで白浜の金城旅館へ

スロープまで徒歩30秒のこの旅館が西表での定宿。
女将ときわさんの丹精込めた花々が見事です。

昼食後、ゆうパックで送っておいたカヤックの組立にかかりました。

金城旅館前 建物の右側が滞在中のカヌー置き場になります。

石垣海保で発行してもらった登録票 [I-955] 早速ラダー(舵)に貼りました。
車輪は移動のために付けるもので決して水陸両用カヤックではありません(笑)

組立後にフネを海に出す時はいつも緊張します。上手くバランスが取れるようになるまでの数分間はハラハラドキドキ。

白浜港は数年がかりで改良中 金城旅館からカヤックを出すのにさらに便利になりました。

目指す船浮は消波ブロック堤防の先。 左方向、船の先は仲良川。

船浮湾から観光客を乗せてグラスボートが帰ってきました。イダの浜へ行って来たのでしょうか。このようなケース(笑)ではカメラを向けてくれる事が多いので、手を振ったり、パドルを上げて期待に応える事にしています。

内パナリとの間は水深が浅く、航路は浚渫(しゅんせつ)してあります。その幅は狭く航路標識が教えてくれます。ここでは赤の立標の右側が航路です。カヤックでも水深は深い方がスピードが出ます。動力船が来ない時には航路内を進みます。

航路は右側通行が大原則。ですから本当ならずーっと右側の内パナリ側を漕がなければなりませんがそこが白浜⇔-船浮湾の最短コースとなり動力船が行きかうので避けています。動力船が来たら航路外へ逃げます(笑)

浚渫による狭い航路の船浮湾側の出口を示す立標。ここから先は国際避難港でもある船浮湾。一気に水深60メートルまで深くなり漕ぎやすくなります。

この特徴ある形の岩も船浮湾入口の目安。

この先で湾内に入ったとたんに湾奥からの風と波にほんろうされました。横風と横波で船浮へ直進コースをとることが出来ず地図にも記入した様に、横波を右舷前方から受ける角度で進み途中で90度右に向きを変えて、今度は左舷後方から波を受けながら船浮に向かいました。

船浮湾へ入ってからこのカットを撮るまで約15分間はフネのバランスをとるのに必死でした。途中で見た、濃紺の海面に黄色の木の葉が列をなして浮かんでいる印象的なシーンを撮る事は出来ませんでした。波風が強いところではカヤックは走らせていないとかなり不安定なんです。

今日の最終便が白浜へ向けて出港しています。カヤックを船浮に置いて定期船で帰るという選択はなくなりました(笑)

白浜港到着。あの波と風が嘘の様な凪の海に見えますね~

試走で船浮を目指したのは来るたびにお世話になっている舟屋の女将さんにお土産を渡すため。記念写真を撮りました。

明日の音祭りの会場設営の真っ最中。明日は定期船で来ようかな。

おや?まだ「11」回に直してないよ。

帰りも湾央では強い風と波。行きと同様の『く』の字コースでなんとかシャッターを押せるところまで来ました。

水道に入ったとたんベタ凪に。

水道の奥に白浜の家々が見えてきました。1番目立つ右の白い建物は白浜小中学校の体育館。

船浮湾を振り返ると夕日が雲にかくれるところでした。この15分後に白浜に着き、組立後の試漕は無事に帰着しました。

 

2017-07-08