カヤックで八重山の島渡る旅 第2弾!!!
竹富島に向かって出発です
天候は晴れ。ほぼ無風でしたがみやら荘の忍さんの情報では午後になるとしだいに東風が強まってくるとの事。コースは地図にもある様に東に向かってただただ漕ぎ続けるだけ。『向かい風が強まる前に到着したい』と言うのが正直な気持ち。プランとしては幻の島「浜島」へ寄るコースも考えましたが竹富島まで約9Kmを何時間で漕げるかも分からない初心者でもあり(笑)自重して直行を選びました。
竹富島の西にある水道の潮流の方向や流速は全く分かりませんでしたが、石垣の潮汐とヨナラ水道の潮流を参考に、また高速船のラッシュ時間帯を外して10時出発と決めました。
道路と異なり目標物がほとんど無い海上では航路標識が頼り。それは高速船の通り道も教えてくれます。トュマールビーチで準備しながら観察したところ今日の高速船は上図右上の小浜港第一号立標から竹富島の北を通って石垣港へ向かうコースを使っている様でした。と言う事は西桟橋へのコースでは必ず航路を1回横切らなければなりませんが、今日は高速船を心配しなくても良い!!と言う事です。ラッキー! ウチナー口では「かりゆし」かな。
まずは出発前の忍さんとのツーショット。 忍さんは有名なミュージシャン 詳しくは http://ameblo.jp/shinobu-miyara/
この後、フネと荷物をトラックに積んでトュマールビーチへ。
9:05 トラックが帰って行って一人カヤック旅再開。 その前にちょっとだけ昨日の事を。 比嘉荘からフネを出して小浜島の南岸から東へ、嘉弥真島あたりまで漕ぐつもりでしたが結果はお疲れ休みになってしまいました。黒島から西表に入ってから遊びっぱなしだったので疲れが溜まっていたのと、一昨日の初の島渡る旅がかなりの心労になっていたのかも。午前中に忍さんのトラックで比嘉荘からフネを持ってきたほかは疲労困憊でほぼ1日中寝てました。
9:14 このブログのタイトルとなったカットはここで撮りました。水平線にうっすらと竹富島が見えてるはずですが。
9:34 パッキング中。コックピット後ろの白い荷物は70Lゴミ袋で三重に包まれたスーツケース。ファスナーを締めた後その上にキャリーカートを積んだら出発。上の方が小浜港。
10:05 携帯で石垣海保に竹富島へ向かう旨伝えて出発。左にうっすら見える山は石垣島。右の半島は小浜島のリゾートエリア。ニラカナイ、アラマンダ、はいむるぶしといったホテルやゴルフ場があります。その間に見えるのがこれから向かう竹富島。遠浅の海岸でここも干潮だとフネが出せないかも。
10:20 小浜島を後に一路竹富島へ。ほぼベタ凪で危険が無いかわりにスリルも喜びも足りない(笑) ただひたすら漕ぐ漕ぐ漕ぐ。
10:37 右に竹富島。左に石垣島。 右の山裾あたりに立標が見えてますが、幻の島「浜島」はそのあたりでしょう。シュノーケル船などがお客さんを連れて行っているのでしょう。
11:10 遠く後ろから近づいてくるエンジン音に、高速船は来ないはずだしモーターボートかなと確認してみると安永のカーフェリー「ぱいかじ」が、意外に近くに。視認してくれているとは思いながらも大きく回避して正面から引き波を受ける態勢をとって見送りました。向こうの乗組員にはどれくらい先から見えているのかなぁ、いつも心配になります。
11:52 竹富島の西桟橋にゴール目前。 観光客が行き交っていますがこのフネにカメラを向けたりして関心を寄せてくれる人はほぼ居なかった。
お疲れ~ 石垣海保へ到着連絡しました。このサポートは気持ち的にとても安心できます。
観光の人に頼んで撮っていただきました。
直線距離で約9Kmを1時間45分位で漕ぎ切っているので時速だと5Km/h これは次につながる大切なデータです。今日も出発前にこのデータが分かっていたら浜島へ寄って来れました。
数年前にここで読んだこの看板が島渡る旅のきっかけとなりました。
車輪を取り付けて集落へ。予約しておいた「のはら荘」は突き当たりのY字路を右に行くとすぐです。
食後、同宿の方々と西表島に沈む夕日を見に来ました。その右にはチラホラ灯りが見える小浜島が。そこから漕いで来たことを考えると感慨ひとしおです。