第2弾の島渡る旅から1年が経過して今回は、前回の到着地「竹富島・西桟橋」から黒島に向けて出発します
この航路図は今回の旅から使い始めたオリンパスTG5のGPSの記録です
その前に竹富島へ入るまでと滞在中の事を少し
羽田からはいつもの便で那覇経由石垣へ 関東平野は快晴 相模湾に出ると(下から) 鎌倉の由比ガ浜、七里ガ浜、江ノ島、相模川 お約束の風景が
伊豆半島ー箱根のラインを越え富士山の辺りからは雲が多くなり睡眠タイム
石垣は曇り空 海保にルートマップを添えてスケジュールをお届け 入山届けの様な義務ではないですが海の安全を守ってくれている組織への敬意と万一の時のお守りとして
その後離島ターミナルから高速船で2017年島渡る旅の終点そして2018年の旅の始点となる竹富へ 荷物(右上カット)はいつものスーツケースとパドル2組(ピンクのエアーパッキン)、ライフジャケット(IKEAの青い袋)、お土産(コージーコーナーの赤白袋)
竹富までは高速船 ここは海上交通が盛んな海域で漕行は遠慮してます この先カヤックで渡る事はあるのだろうか(^^;;
のはら荘はきれいな花々に囲まれた民宿 常連さんもご新規さんも和気あいあいのゆんたくが楽しい
右下は到着の翌日、ゆうパックで送っておいたカヤックを組み立てて試走のため西桟橋へ 意気揚々向かったものの大潮の干潮で海が大きく後退 そのすごさを目の当たりにして何も出来ずにUターンとなりました
頭赤青鳩(ズアカアオバト)、ブーゲンビリア 内地からの旅人には珍しくうれしいもの 美味しい食事とゆんたくで盛り上がった頃それまで空を覆っていた雲がきれて星々が見えてきました さぁと向かった西桟橋であれほど見たかったはいむるぶし(南群星)=南十字星(正式には南十字座)を見ることが出来ました ただただ残念な事にTG-5には長時間露光の機能が無くしっかり目に焼き付けることしか出来ませんでした
2018.4.18 いよいよ島渡る旅のVer.2018スタートです それまでのはっきりしない天気を一気に覆すドピーカン 嬉しい事にのはら荘のオーナーから心づくしのおにぎり弁当をいただきました そしてのはら荘オーナーご夫妻や同宿の皆さんに見送られて西桟橋から9時40分頃スタートしました
上はカヤックのデッキマップとして作りケースに入れて携行したもののオリジナルです メインとなる海図は[日本水路協会/海図ネットショップ]からダウンロード購入しました 航空写真は国土地理院のHPから 左上は今回のコース近くを航行する定期船のダイヤグラム 安永観光と八重山観光の時刻表から起こしました 右上は海上保安庁HPからいただいた潮汐図に武富島と黒島の間の潮流を赤線で書き加えています 潮流は10時半頃を境に西向きから東向きに変わり漕行時刻内では最大東(外海方向)へ0.7ノット位である事が分かります この潮流推算も海保HPにあります デッキマップの予定漕行コースと下のGPSによる実際の航跡を並べてみます 予定では高速船の黒島航路の外側を充分離れてほぼ平行に進むつもりでしたが実際はそれよりも直線的に、高速船の大原航路と黒島航路の分岐点になる黒島水路第一号灯標近くで航路を横断して南西に向かっていた事が分かります
西桟橋をスタートしてすぐ 左手は竹富島のコンドイビーチ ナマコしかいない浜だと聞いていますがそこそこ観光の人が遊んでいます
間もなく右前方にコースを遮る様にサンゴ礁州島が見えてきました 鳩間島近くのバラス島と同じ感じです 島の右端には我艇の直前に西桟橋から出て行ったサバニの帆が見えます
西桟橋から15分 サバニのガイドから情報をいただこうとひとまず上陸 とても親切なガイドさんで黒島と重なって見える緑色の灯標を目指して漕ぐ様にとのアドバイスをいただきました 間近の緑の島が竹富島 左奥の島影は石垣島です
下の写真は目的地の黒島・宮里海岸の少し手前 リーフの内側です これも今回購入の長~い自撮り棒を初めて使ってみました 右に少し見える緑が黒島の西端あたり 左は新城島(通称 パナリ)の上地島
上のカットを撮影後ここまでの間は ①TG-5に不慣れだった事 ②行き交う動力船の引き波対応 (とりわけ凄いのが高速船 引き波は10波に分かれて襲来 7波8波はなかなかスリリング) ③黒島近くでは後からのうねりが強くパドリングを止められなかった ④大潮の干潮時刻が近づいていて1分でも早く着きたかった 等々の理由で残念ながら写真がありません 大反省です
最大干潮まではまだ間があるのにかなり潮が引いてしまった宮里海岸 この後船底を摺らないように気をつけながら漕行
12:40頃宮里海岸に到着 約3時間の漕行 浜の緑色はアーサー(=あおさ=青海苔) 美味です
リーフの外側に見える船はダイビング客を乗せてきているクルーザー リーフ外側の落ち込み部は竜宮城さながらなんでしょうね