カヤックで島旅

TIDA BLOG

『2018.4.21-23 白浜ライフは金城旅館とGood out doorで決まり』

2020-03-10

西表島西部にある白浜集落 観光資源が無く離島めぐりの観光客が滞在するところではありません その落ち着いた雰囲気はインバウンドでにぎやかになりすぎた八重山の中では貴重となり大好きな場所です

僕のここでの過ごし方はゆっくり流れる島時間に身をゆだねる事とグッドアウトドアの出戸さんにガイドをお願いしてカヤックツアーに連れて行ってもらう事 そして毎年4月に隣の集落で開催される野外ライブ「船浮音まつり」に行く事です 他にも年に数回の神行事や八重山ホタルの鑑賞などの楽しみもあります この様に今は落ち着いた静かな地区ですがかつては炭坑や製紙工場がある商工で栄えた地域でもあった様です

音まつりが開かれる船浮集落は白浜の南隣ですが道路が無く定期船で行く事になります でもカヤックがあれば自在ですね 片道1時間弱ですが船浮湾を横切る時は外洋からのうねりと湾奥から吹く風が難敵であなどれません 右のカットが音まつり 歌っているのは船浮集落で生まれて育ったシンガーソングライター池田卓さん このイベントの仕掛人です http://www.suguru-i.jp/top.html

金城旅館は漁船用のスロープの真ん前にあります 敷地内に駐船(?)させてもらっていますがカヤックを直ぐに海に出せる絶好の立地です http://www.hokusetsu-ikimono.com/okinawa/kinjyo/index.htm

カヤックでの海釣りのツアーをお願いしました グッドアウトドアを主宰する出戸さんとのお付き合いも永くなりました このあたりの川も海もほぼ漕ぎ尽くして最近は釣りをお願いする事が多くなりました 出戸さんという魅力的な人間と語らいながら 昼食として用意してくださる「出戸そば」を堪能するとても楽しいひと時です http://goodoutdoor.jp/kayak-fish.html 出戸さんが撮ってくれたカットが2019年の年賀状になりました 白浜から内離島(うちぱなり)との間の水道を抜けて船浮湾に出たところです 大好きな灯標が写っているお気に入りのカットです

この日の航跡 湾奥からの風に流されている様子が記録されていました

ちなみに海図では集落名の船浮は「舟浮」 同じく船浮湾は「船浮港」と表記されています また三方を山に囲まれているところから暴風時の「避難港」に指定されています 避難港は全国に36港あります 沖縄県では他に座間味島の「安護の浦港」が指定されています

釣った魚は金城旅館の女将ときわさんが調理して下さって同宿の方々と分け合いました 左右は心のこもった夕食のカットです オリオンビールや泡盛を飲みながら 至福の時が静かに流れていきます

この翌日は白浜から漕ぎ出して島伝いに北上 宇奈利(うなり)埼を回って上原の手前まで漕ぐ予定でした 予報では午後に寒冷前線が通過すると言っていたので取り止め 船を解体してゆうパックで発送 今回のカヤック旅を打ち上げました

早めに着いたその日の宿の窓から 寒冷前線の通過時の恐ろしさをしっかりと見させてもらいました

2020-03-10